阪急南千里駅にある幻の3号線ホームに迫る!

京都/千里線

阪急千里線の南千里駅は阪急千里山線の新千里山駅として1963年8月29日に開業されました。当時は終点駅でしたが、4年後の1967年3月1日に北千里への延伸に伴い途中駅となり、路線名駅名ともに現在のものに改められました。

現在は2面2線の南千里駅ですが、なんと新千里山駅時代は1面2線だったのです!今回はこれについて調査していきます!

1面2線から2面2線へ

延伸に伴って駅が移設されたとか、そういうことではありません!駅の位置は開業当初から変わっていません。(ホーム長は北千里延伸時に長くなってますけどね。)

では、なぜそのようなことになったのか。理由がわかる写真がこちらです。

梅田・天下茶屋方面ホームより北側(北千里方)を撮影

わかりましたか?

実は、当時は梅田・天下茶屋方面ホームのみか使用されており、しかも3号線の線路が存在したのです!

現在は線路も架線も完全に撤去されており、端には待合室が設置されています。

民家を撮影してるようで謎の背徳感を抱きました。
待合室より撮影。線路が敷かれていた頃の風景が容易に想像できます。

開業時は1面2線の駅だと書きましたが、実は留置線がありました。それが現在の北千里方面の線路として使用されているものです。

空中写真(国土地理院) 1964/05/16(昭39) 撮影
空中写真(国土地理院) 2012/09/26(平24) 撮影

分かりにくいかもしれませんが、終点駅で駅名も新千里山駅だった頃の空中写真と、2012年頃の空中写真です。元々あるホームは北に拡幅しており、さらに北千里方面のホームが増設されています。どちらも千里線の北千里延伸に合わせて行われたものです。

駅周辺の環境も大きく変わっていますね。千里ニュータウンへのアクセス路線として開業した当駅ですが、開業時に西側はまだ更地だったようです。

幻の4号線ホーム!?

また、この南千里駅は2面4線になる計画もありました。

元々は当駅から千里中央付近を経由し箕面線桜井駅方面へ向かう予定のため2面4線の駅として設計されており、駅出口付近には拡張が可能なように基礎などが残されている。

ウィキペディア日本語版南千里駅」(2023年7月30日閲覧).

この計画が予定通り進んでいれば3号線ホームも幻のホームと呼ばれることにはならなかったでしょう。さらには4号線まで設置されている可能性があったのです。方向別複々線か、それとも路線別…配線鉄の管理人は想像しただけで心が躍ります。

情報提供おねがいします。

このツイートについて、ご存知の方がいらっしゃれば是非とも教えて頂きたいです…

この赤い部分、コンクリートが斜めになっていますが、階段跡ですよね!?

今後の鉄道イベント情報(鉄道コムより)

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