大阪メトロが民営化の一大事業である夢洲開発を再検討する模様です…つらい…。
夢洲ってなに?
夢洲と書いて「ゆめしま」と読みます。
夢洲は、海遊館のある大阪港やUSJ(ユニバーサルスタジオジャパン)よりも海側、大阪の最も西に位置する島です。
1988年に策定された「テクノポート大阪」計画で作られた人工島の1つですが、バブル崩壊の影響で計画は幻に。有効な活用方法もないまま長年放置されていました。
しかし、2025年大阪・関西万博が夢洲で開催されることをきっかけに、統合型リゾート(IR)の開業も決定。夢洲開発は次々と進んでいきます。
この流れに乗ったのがJR西日本や、京阪、近鉄、そして我らが大阪メトロです。JR西日本は桜島線の延伸を、京阪と近鉄も鉄道網の整備を検討していますが、大阪メトロは格別です。中央線の夢洲延伸に加えて、今回の本題である「夢洲タワービル」の開発を計画しているのです!
夢洲タワービルの概要
夢洲タワービルは夢洲駅と一体のビルとして計画されています。
地下1階、地上55回、高さ約275mの巨大タワーで総工費は約1000億円!ホテルやオフィス、商業施設の複合施設となる計画です。なんと最上階には展望台も設置されます!
以前の記事でも紹介しましたが、中津駅限定で見られる動画では夢洲開発について次のように言及されていました。
夢洲駅周辺を多様な人やものが生まれる場所、出会う場所に、大阪で一番エネルギッシュでエキサイティングな場所に。毎回新しい出会いがある場所になる。スマートビークルのターミナル、もの作りを支援するターミナル、コワーキング・ネットワーキングスペース、アート・テクノロジーホテルなど。
この開放的なイメージパースだけでも興奮は止まりません…。
この夢洲タワービルは大阪メトロ初の大規模な不動産開発であり、夢洲開発は森之宮エリア再開発と並ぶ、大阪メトロの一大事業なのです。
計画を再検討へ
日本経済新聞によると、タワービルの規模や時期を再検討するそうです。原因は新型コロナウイルスの影響で統合型リゾート(IR)の開業が27~28年度まで遅れる見通しとなったため。
そもそもこの夢洲タワービルは万博とIRの相乗効果を期待しての計画ですので、IR開発が遅れた今となっては期待は小さいです…。
この流れで規模の再検討と言ったら大きくなるわけありませんから、完全に規模縮小です。それではさようなら…。
参考文献
日本経済新聞「大阪メトロ、夢洲のタワービル計画を再検討へ」
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO61344470Z00C20A7LKA000/
コメント
[…] 夢洲駅周辺の開発については、夢洲タワービルの記事でも書いた通りです。 […]
[…] 夢洲駅周辺の開発については、夢洲タワービルの記事でも書いた通りです。 […]
[…] 企画を募集する上でのデザインコンセプトとして「未来都市」と掲げています。中央線の未来の姿とありますが、夢洲をかなり意識しているように感じます。夢洲タワービルはまさに大阪メトロの掲げる未来都市を象徴しているのではないでしょうか。 […]