先日ウィキペディアでこのような記述を見つけました。
かつて名神高速道路のアンダーパス部に信号機があった。この本線区間は地上部を側道部と並行して走行しており、地域住民の往来が分断されるので歩行者用の信号機が設置されていた。しかし千里丘陵部と江坂高架部の谷間に当たり見通しが悪く、速度も出ている区間なのでしばしば信号が見落とされ死亡事故が多発したため、信号機・横断歩道は廃止され、歩行者用横断高架橋が設置された。
ウィキペディア日本語版『新御堂筋』
太字は管理人
新御堂筋に信号機⁉⁉
「タダで走れる高速道路」として北摂民に重宝されている国道423号新御堂筋は、高速道路と言われるように信号機がないのです。ですが、過去に信号があったとは…
場所は名神高速道路と交差する地点。大阪メトロ御堂筋線・北大阪急行江坂駅と緑地公園駅の間になります。
管理人の好きな江坂ではありませんか…
とても気になったのでこれについて調べることにしました…
場所はここ
場所は新御堂筋と名神高速道路が交差している地点。
以前、YouTubeチャンネルに新御堂筋の走行動画を2本投稿したのですが、その画面を引用します。
交差部分:北側
交差部分:南側
両方ともめちゃくちゃ似てますね笑 今は知っている道路の上を左右に交差しているのが名神高速道路です。さらにその上にある構造物は北大阪急行です。
両方に歩道橋があるんですけど、どちらにも車道の中央に入れる階段があるんですよね(南側の画像の方が見やすいと思います)。名神高速で分断された南北の地域を行き来するために車道の中央を通り抜けられるようになっていたんですが、現在はこの階段は閉鎖されています。新御堂筋の左右を横断することはできます。
この歩道橋が、ウィキペディアにも書かれている信号廃止後に設置された歩行者用横断高架橋ですね。
また、ここの本線区間(動画で走っている高速道路みたいな道路)は、側道部と並行して地上にあります。信号機があったことは十分に考えられますよね。
他にも証拠と考えられるものが…
新御堂筋の建設時に制作されたと思われるパンフレットにて、このような記述を見つけました。
高速部はただ一つの平面交差点を除いて、国道1号北側〜国道171号間14.6kmが、完全出入制限されるいわば無料の高速道路である。
大阪府土木部『新御堂筋線』
高速部とはいわゆる本線区間のことですが、何よりも注目すべきところは「ただ一つの交差点を除いて」という部分です。
一つだけ交差点があったということになりますよね。これこそ探している交差点のことを指しているのではないでしょうか。
しかし残念なことに、これ以上の記述はなく…どの交差点かを特定することはできませんでした。
何か知っている方がいれば教えてください!
これ以上のことが調べても分からず…今もいろいろ探してはいるのですが…
どうか管理人に力を貸していただけないでしょうか!
特に管理人が探している・喜ぶものはこちらです。
・昔この信号を通ったことがある。
・この信号機について見聞きした情報(情報源もぜひ!)
・この信号機についての記述がある文献
・この信号機が写っている写真
よろしくお願いいたします!!
コメント
数年前に亡くなった叔父がこの交差点で何回も死亡事故があり廃止になったという話をしていました。
当時一般国道と高速道路の定義上の区別が信号のあるなしであり、無料のEXPOまでの道路として運用するためには、信号が必要で無理矢理作ったのがここだったと
信号がないと高速道路になるので、国道としては建設できないという理由です
本来は北急と同じく緩やかに登っていく構造でスムーズな走行ができる想定だったが、わざわざ地面に新御堂筋を下ろしたので見通しの悪いカーブで急に信号があるということで南行きで死亡事故が多発したとのこと
付近住民のためにというならそもそも高架にして名神の上を通ればよかったわけで本当の理由は、頭の固い官僚的判断で道路の定義に忠実に従い本末転倒なことになり何人も死なないとその状況が変わらなかったということでした。
今となっては叔父がどこからそに話を知ったのかわかりませんが、叔父は建設業界でした。
貴重なコメントありがとうございます!とても参考になりました!!
ちなみに、いつ頃信号機が撤去されたかなどはお聞きしているでしょうか…?