大阪メトロの地上から深い駅BEST5
第5位 松屋町(長堀鶴見緑地線)-23.5m
実は、松屋町駅が深いというよりは地表面の標高が高いというのが正しいです。というのもこの付近には上町台地があります。
長堀鶴見緑地線は松屋町駅~谷町六丁目駅~玉造駅にかけて上町台地を横切ります。松屋町駅は、西隣の長堀橋駅から同じ高さでトンネルが掘られています。しかし地上面は少しずつ標高が上がっているため、地上から深くなっているというわけです。
このエスカレーターに初めて乗った時は衝撃でした…。
第4位 緑橋(今里筋線)-24.6m
当駅と北隣の鴫野駅の間では、大阪メトロで最深の-37m地点があります。というのも緑橋駅-鴫野駅間には第二寝屋川があります。前面展望すれば分かりやすいのですが、この駅間は急勾配で下り、すぐに上るという構造になっています。その影響もあってか地上から深い位置に駅があるようです。
今里筋線はリニア地下鉄で坂道に強いため、これでもかなり最深地から一気に登って来てる方なのだとは思います。御堂筋線などの車両が走っていたら今より深い駅になっていたかも…
緑橋駅の今里筋線側の出入口は大きい吹き抜けの周りをぐるぐるする階段が特徴的です。(ブレブレなカットしかありませんでした…。)
第3位 太子橋今市(今里筋線)-25.6m
谷町線との乗り換え駅である太子橋今市駅ですが、地下駅同士の乗り換えでは最も高低差(11.1m)があります。
この駅が深いのは、井高野方面に向かうとすぐに淀川の地下をくぐることになるからです。
ちなみに淀川を渡った先にあるだいどう豊里駅も地上からの深さが19.2mとそれなりに深いです。
エスカレーターが2回続くとドッと気持ちが重くなるのは管理人だけでしょうか。
第2位 関目成育 2番線ホーム(今里筋線)-26.7m
関目成育駅は大阪メトロで唯一の二層式ホームで、1番線が地下2階に、2番線が地下4階にあります。2番線に行くためには、まずコンコースから1番線ホームに降り、さらに下階に降りるという珍しい体験が出来ます。
二層式になった理由を調べたら、駅南側で交差する京阪電車の橋脚基礎の隙間を抜けるためとか、下水管の関係とかが出てきたのですが、いずれも情報元が不明です。とりあえず構造物が影響しているのは確かなようです。また調べます。
こんな案内が見れるのは関目成育駅だけです!
今里方面ホームから井高野方面ホームへ下りるエスカレーターも長いですね汗
第1位 大阪ビジネスパーク(長堀鶴見緑地線)-33.9m
1位はOBPです。唯一の30m代ということでダントツで地上から深い駅なので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
この駅がこれほどまで深い位置に建設された理由は、駅が寝屋川と第二寝屋川に挟まれており、駅のすぐそばで交差するからです。どうやら河川を横切るトンネルは川底から10m以上深くに建設する必要があるようですよ。
こんなに長いエスカレーターを下りると…
まだ続きがあります…長すぎる…
ここで1つ有名な秘話がありまして、OBP駅着工時は河川から5,6mの位置にホームを作る計画で工事を進めていましたが、その途中で河川と交差する施設の許可基準が変わってしまうという事態が起こったのです。
計画していたホームは設計の都合上最後まで建設することになったそうですが、幻のホームとして日の目を見ることはなかったそうです。
詳しくは日本経済新聞さんの記事に書かれています。
動画はこちらから!
参考文献
日本経済新聞「大阪 地下鉄OBP駅に「幻のホーム」(とことんサーチ)」
大阪市交通局 完全データ DVDBOOK
シリーズ続編はこちらから!
第2弾の浅い方!
第3弾は高い方!
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