阪急電鉄は積極的に駅のバリアフリー化を進めています。しかしながらバリアフリー化されていない駅が2つだけあります。それが中津駅と春日野道駅(かすがのみち)です。
この2駅がバリアフリー化されない理由は他でもありません。
駅の幅がめちゃくちゃ狭いんです。
「狭すぎるがゆえにエレベーターを設置できる幅なんてないのでは?」
「ホームドア設置したら歩くスペースなくなるやろ!」
そんな感じで誰もが2駅のバリアフリー化を諦めていた…
そんな中で飛び込んだビッグニュース!!
春日野道駅に!エレベーターとホームドアを設置されます!
ええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ
嘘かと思いましたよ。本当に。
あんな狭いホームにエレベーターもホームドアも設置できないのでは??と思ってるだけでは仕方がないので実際に行ってみることにしました。
春日野道にエレベーターとホームドアを設置!
事業の概要
春日野道駅は阪急神戸線の駅の1つで、神戸三宮の隣にある駅になります。この駅の特徴はなんといっても狭いホームです。
しかしながら南にはJR神戸線、北には山手幹線(道路)にみっちり挟まれているため、拡幅は困難です。
そんな状況で実施される今回の事業は、エレベーター・可動式ホーム柵(ホームドア)の設置だけではなく「春日野道駅 改造工事」とも言っても過言ではない内容です!
- ホームを大阪梅田方に約2.8m延伸
エレベーター用地確保のために反対側にホームを延伸します。それに伴って列車の停止位置を変更します。 - エレベーターの新設(1基)
- 西改札口の新設
- 多機能トイレの新設
新設の西改札口にトイレを新設します。その際、春日野道駅では初めてとなる多機能トイレが設置されます!
- 可動式ホーム柵の新設
阪急では十三駅、神戸三宮駅に続いて3例目になります。 - ホームの改修
ホームの舗装を全面改修、そしてホームの嵩(かさ)上げと櫛(くし)状ゴムの設置を行い、列車とホームの間の段差や隙間を小さくします!
- 現行改札口(床、壁等)の美装化
現改札口やホームの舗装のリニューアルも同時に行われるということで、春日野道駅が全面的にきれいになるようです!
工事は2021年度春頃に着手し、完成は2022年度末を予定しています。
楽しみです!
春日野道駅に行ってきました!(動画あり)
ということで全面改装される春日野道駅ですが、管理人は
さあ今回は動画もありますよー!
現在は1つしかない改札口です。改札口も美装化されるので、現在のこの姿を見られるのもあと少しなのかもしれません。
ホームを大阪梅田方に約2.8m延伸します。通路部も改造してホームになるようです。壁が取っ払われたりするのでしょう。
この延伸によってエレベーターの用地を確保するようです。
本当に狭いですねぇ。黄色い線の内側とかほぼないですもんね。
ホーム幅が最も幅の狭い場所で2.5m、最も広くても3.8mですから、本当に狭いです。
予想ですが、ホームドアは神戸三宮駅で初導入された薄型タイプを春日野道駅でも設置するのだと思います。
この神戸三宮方の端がエレベーターの用地になります。大阪梅田方にホームを延伸した分だけ神戸三宮方のホームを削り、エレベーターを1基設置します。
それにしてもこの幅でエレベーター設置できるんですね。さらに言うと工事するスペースはさらに必要なのでは?と思いますが、それも算段が付いているということですよね。驚きです。
参考文献
阪急電鉄「兵庫県下の全ての駅でバリアフリー化を実現 春日野道駅のバリアフリー化工事を実施します ~さらに安全・安心な駅を目指して、エレベーターや可動式ホーム柵等を設置します~」
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