都心部で近鉄・阪神線と並走していたり、そのために東西分断されていたり、ピンク色のお店が多いからラインカラーがピンクであったりと、何かと癖が強いなと思っている千日前線のお話です。
#ポケット時刻表あつめのために管理人は小路駅に下車しました。
余談ですが、管理人は”少”路駅と間違えて変換することがあります。ややこしいことに大阪府内に少路駅が存在するんですよね。大阪モノレールの駅で豊中市にあります。
さらに言うと大阪モノレールの少路駅を小路駅と書いたり…本当に覚えられません…笑
閑話休題。
次の電車まで時間もあるので駅の周りを歩いてみよう思います。
小路駅は大阪市生野区にある駅です。千日前線東端である南巽駅から2駅ということで、都心部からは少し外れた場所に位置します。日が暮れていたからか駅の周りは閑散としていました。
地下に降りると、改札外に謎の広い空間がありました。写真では隠れていますが柱の奥にベンチがあり、おじいさん2人が談笑していました。
大阪メトロの駅は数あれど、これほど広い空間は珍しいですよね。通路が長い駅はありますが、これを通路と言うには幅が広すぎます。
でも遠足で乗車前後に点呼をとる場所としてはいいかもしれませんね。管理人が小学生の頃に江坂でそのような経験があります。
実のところ、直上の道路府道151号線のアンダーパス計画が関係しているようです。改札階と深さが同じ部分だけは事前に空間を準備しておき、アンダーパスが供用されるまでは現在のように使用するということです。
改札内に移動するもまたまた異様なものが。
窓があります。
確認しておきますが、小路駅は地下駅です。地上駅に窓がついていることは当然有り得ることですが、地下駅に窓があっても地面が見えるだけですよね。
中を覗いてみましょう。
手前には広い空間の中にぽつんと水道管が1本だけあります。そして奥にはもう1つ窓があり、その奥には「電話ケーブル」と書かれた看板がかかっています。
その正体は共同溝と呼ばれるものです。
共同溝とは上下水道やガス、電気、電話線などを収容しておく施設のことです。大きなトンネルを掘っておき、都市のライフラインを一手に引き受けているわけです。また共同溝は大きめに作られているので、トラブルが起きてもわざわざ掘り返すことなくトンネル内で作業できるそうですよ!
小路駅に隣接している新庄大和川線共同溝では、どうやら水道管と電話線が収容されているようです。広い空間にぽつんと水道管が1本あったのは有事の際にトンネル内で作業ができるようにしているためなんですね。
それにしても説明書きに50系がいるのがいいですよね…管理人が産まれる前には保存車以外の全てが廃車されているので、実際にこの目で見たことはありませんが…
最後です。ホームへ移動します。
千日前線って意外とホームのデザインが駅ごとに凝ってるんですよね。大阪メトロの駅デザインと言えば長堀鶴見緑地線がフォーカスされがちですが、千日前線(と谷町線)も管理人は結構好きです。
そして小路駅はどうなのかという話ですが、ホームの柱がピンク色なんです。千日前線はラインカラーがピンク色なのでかなり合っています。
サムネイルにも使用している下の写真、今回の記事はこの写真を使いたくて書いたと言っても過言ではありません。
最近はニュース系の記事が多いこのサイトですが、たまにはこんな感じで何かに焦点を当ててみるのもいいですよね。
それにしても小路駅は他の駅にはないユニークな駅ですよね。2019年の乗降客数は98位(107駅中)ということもあり注目されることはあまりありませんが、大阪メトロの隠れた名所ですので皆さんもぜひ行ってみてください!
参考文献
Osaka-Subway.com「地下鉄ファンでもマイナーな、小路駅にある小さな異世界」
なにわの地下鉄「小路」
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