大阪メトロ御堂筋線・堺筋線の動物園前駅のリニューアル工事が1月末から始まりました!
動物園前駅は、1938年4月21日の御堂筋線のなんば~天王寺の開業時に開業。天王寺動物園の最寄り駅のためこの名前になっています。また通天閣のある新世界の最寄り駅でもあるため、駅名には(新世界)と併記されています。
御堂筋線ホームには柱や壁に動物のイラストが多く書かれています。1938年の開業時に大阪市営地下鉄(現 大阪メトロ)初となる壁画として登場。1969年に大阪万博開催に合わせて改装し、現在のイラストが登場。大阪メトロでこのような動物デザインが見れるのは動物園前駅だけです。
大阪メトロ動物園前駅のリニューアル工事が開始!
動画はこちらから!
地下空間の大規模改革
地下空間における利便性・快適性の向上や、駅ごとの機能やデザインの強化を目指して、御堂筋線、中央線で大規模改革を推進中です。一時期デザインが攻めすぎて物議を醸していましたよね。
新大阪駅、中津駅はすでにリニューアルが完成していますよね。
江坂駅、心斎橋駅でも工事が始まっており、着々と工事が進んでいます。
そして動物園前駅では1月末からリニューアル工事が始まっています。御堂筋線と堺筋線の両ホームがリニューアル工事の対象になっています。
コンセプトは「まるで自然の中にいるかのような空間」
昭和44年に描かれて以降長く親しまれてきた動物タイルを保存・活用し、地下空間でありながらも、まるで自然の中にいるかのようなワクワク感のある楽しくて明るい駅にしていきたいと考えています。
既存のタイルに描かれた動物や先端技術によって映し出される動く動物、木漏れ日のような照明、生きた植物などによって自然の雰囲気を表現します。
大阪メトロ「駅デザイン案をブラッシュアップ 5駅のリニューアルデザインを決定しました」
動物のタイルが今後も残るのはいいですよね!管理人もあのイラストは大好きなので嬉しいです。
ただし壁に書かれている動物たちのお尻はなくなってしまうようです。
ホームの照明の無作為な配置も素敵です。木漏れ日感。
工事の進捗は
現在進んでいるのは、動物たちのマスキングとエレベーター設置工事です。
動物のマスキングはリニューアルイメージにも確認できる丸い枠なのかなと思っています。
エレベーターは2基設置しています。2021年12月末完成予定。御堂筋線1,2番線ホームと東改札を結びます。
といっても東改札と地上を結ぶエレベーターがないですよね。今後設置されていくのでしょうか。
参考文献
大阪メトロ「駅デザイン案をブラッシュアップ 5駅のリニューアルデザインを決定しました」
大阪市交通局「大阪市地下鉄建設70年のあゆみ―発展を支えた建設技術」
コメント