大阪メトロは3月30日より、オンデマンドバスを運行する社会実験を開始することを発表!またそれに合わせて3月5日より、都市型MaaSアプリ「Osaka MaaS 社会実験版」の配信も開始します!
これは昨年の中期経営計画でも注目された「都市型MaaS」の一環で、「全ての交通手段を一斉に検索して、予約・決済までできてしまうサービスを作ろう!」というMaaSのテーマのもと、大阪メトロでは運行自体を個人に合わせることで、待ち時間のない移動ができる都市交通システムを目指しています。
大阪でオンデマンドバスが運行決定!
動画はこちらから!
オンデマンドバスとは
乗車日時や乗降場所を指定することで乗客の必要に応じて運行する新しいスタイルの乗り合いバスです。
まさに「運行を個人に合わせる」バスなのです。
大阪メトロは、このオンデマンドバスで大阪から交通不便エリアをなくすことを目指しています。
どのように運行される?
運行エリアは大阪市生野区西部地域と、平野区加美地域、長吉地域東部です。
運行時間は午前6時から午後23時を予定しています。
料金は大人210円、子ども110円で、現金とクレジットカードの両方の決済に対応しています。
残念ながら交通系ICカードに対応していません…。
今回大阪で走るオンデマンドバスでは、スマートフォン専用アプリ「Osaka MaaS 社会実験版」での予約が必要です。
約300メートルの網目状に乗降場所を新たに設置し、定時運行や定まった運行ルートではなく、乗客が指定した日時や乗降場所間を運行します。
MaaSアプリも登場!(3/5配信開始)
先ほども書いたスマートフォン専用アプリ「Osaka MaaS 社会実験版」ですが、このアプリの機能は予約だけではありません。
なんと乗り換え検索も可能なのです!
といっても、ただの乗り換え検索機能だけではありません。
乗車日時、出発地と目的地を入力することで、鉄道、路線バスやオンデマンドバスなど多様なモビリティを利用した乗換案内を表示します。
また経路内にシェアサイクルやタクシーが含まれる場合、各社のサイトも閲覧できる優れものです!MaaSの神髄はまさしくここにあります。
大阪での移動はこのアプリだけで十分になるかもしれませんね。
参考文献
大阪メトロ「オンデマンドバスの社会実験を2021年3月30日から開始します」
大阪メトロ「ついに大阪のMaaSが始動! 第1弾はアプリ「Osaka MaaS 社会実験版」をリリースし多様なモビリティや生活サービスをつなぎます」
大阪メトロ「Osaka Metro Group 2018-2025年度 中期経営計画(2020年度改訂版)」
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