本日2021年3月16日で開業40周年!
ニュートラム初の大規模改修がひっそりと始まっています!
なんと大阪メトロ南港ポートタウン線(ニュートラム)南港口駅のリニューアル工事が12月末から始まっていました。(最近知りました)
今回も動画がありますので、そちらもセットでご覧ください!
南港口駅のリニューアル工事
40年目の8駅で大規模改修
ニュートラムは区間は大きく2種類に分かれています。1つは最初に開業した区間である中ふ頭駅から住之江公園駅までの8駅の区間、そしてもう1つはOTSが延伸開業した中ふ頭からコスモスクエアまでの区間(現在は大阪メトロに併合)です。
そのうち、最初に開業した中ふ頭駅~住之江公園駅間は、開業日が1981年3月16日で本日でちょうど40周年になります!
この区間が大規模改修の対象になります。
公募プロポーザル資料を見たところ、経年劣化による老朽化の改善が目的のようです。
さらに個人的に気になったのは、
①新型車両のデザインとの調和した南港地区にふさわしいデザインにすること
②ニュートラムの走る沿岸部という点を踏まえて風水の影響を考慮すること
という要望が記載されていた点です。
①については、「新型車両200系が編成ごとに車体カラーが異なるカラフルな車両であることを上手く活かしてくれよな…」ということでしょうか。駅ごとにテーマカラーを決めたりするのかな?
また②についてはおそらく沿岸部特有の塩害ですよね。「ニュートラム初代車両の100系が塩害による損傷が激しかったため100A系はその対策でステンレス製になった」という話がありますが、車両が塩害被害を受けているなら少なからず駅にも塩害被害があると思うので、その点も考慮するようにということでしょう。
また報道によると、リニューアル工事は南港口駅を皮切りに、2年サイクルで各駅の改修が進んでいく予定だそうです。
南港口の工事状況
工程表がエレベーター横にあったので確認してみました。
工程表を見ていただいたら分かりますが、分かりやすい変化は天井の撤去ぐらいです。あとは配線の工事や洗浄作業が進んでいるようです。
完成予想図
白を基調としている部分は共通していますが、リニューアル後の南港口駅はアクセントカラーがラインカラーの水色から赤色に変更されています。デザインテーマでも言及されていた新型車両200系のカラーのことです。赤色と言えば12編成ですよね。(写真はない)
工事は2022年3月に完成予定です!
ホームや出入口、そしてトイレなどが綺麗になります。今後は工事の進み具合によって通路や出入口の閉鎖も順次行っていくようなので、利用者の方は特に注意が必要ですね。
参考文献
大阪メトロ「ニュートラム(中ふ頭駅から住之江公園駅まで)大規模改修に伴う共通デザイン提案及び南港口駅建築設計業務委託募集要項(公募型プロポーザル)」
地方建設新聞紙の会「【大阪】大阪メトロNT8駅を大規模改修」
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