以前もお伝えした、世界遺産「平城宮跡」の中を走っている近鉄奈良線を平城宮跡地の外へ移設する、という案について奈良市と奈良県、近鉄が合意したことが新井知事の会見によって明らかになりました。
2020年7月時点での情報をまとめた動画です。
近鉄奈良線を平城宮跡の外へ移設
近鉄も事業費を負担
以前お伝えした7月から事業費の負担について協議が進み、以下の内容で合意したそうです。
▼平城宮跡の西側にある大和西大寺駅周辺の区間は、近鉄が事業費のおよそ7%を負担して線路を高架にすることになりました。
NHK NEWS WEB「近鉄奈良線 平城宮跡の外へ移設合意 近鉄が事業費の一部負担」
また、▼その東側から平城宮跡の南にある「大宮通り」の付近までの区間は、県と奈良市がすべての事業費を負担して一部を高架にします。
▼大宮通りに沿って近鉄奈良駅まで結ぶ区間は、一部を地下にする予定で、負担割合は改めて協議するとしています。
県は、▼総事業費としておよそ2000億円、▼工事の期間は、およそ40年と想定しているということです。
大和西大寺駅周辺の高架化には近鉄も負担するということです。
平城宮跡の外への移設は完全に自治体側の要望なのでそちらで負担するということでしょうか。近鉄側にとっては移設で遠回りになってしまうので損でしかないですからね。
また、2000億円で40年がかりの大工事になるそうです。阪急淡路ですら30年ですからね。完成したころには管理人はもう老いぼれになっていますよ…。
新駅などについては不明
以前に報道されていた、大和西大寺駅から近鉄奈良駅までの間に、(仮称)朱雀大路駅、新大宮駅、(仮称)油阪駅の3駅を設置するという内容については、今回触れられていませんでした。
もしかすると今後計画が変更になる可能性もあるかもしれません。
参考文献
NHK NEWS WEB「近鉄奈良線 平城宮跡の外へ移設合意 近鉄が事業費の一部負担」
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