2022年8月25日、北大阪急行が箕面延伸計画について新情報を公開しました!
新情報は開業時期、新駅デザイン、増備車両などなど…
公式情報と各種報道から分かった情報も合わせてご紹介します!
延伸計画についてはこちらから!
北急箕面延伸計画はこの記事を中心にまとめています。
8/25に判明した北急箕面延伸の新情報まとめ
開業時期が2023年度末に正式決定
延伸区間「千里中央駅〜箕面船場阪大前駅〜箕面萱野駅」の開業時期が2023年度末(令和5年度末)に正式決定しました!
今年5月末には千里中央駅〜箕面船場阪大前駅間のシールドトンネルが開通(後述)したようで、インフラ部の工事が概ね完了したことから、正式発表となったようです。
これまでは?
これまでは「2023年度[開業目標]」とアナウンスされていました。
シールドトンネルが5月末に開通していた
延伸区間のうち、千里中央駅〜箕面船場阪大前駅間はシールドトンネル区間となっています。
箕面船場阪大前駅側から発車したシールドマシンが今年5月末に千里中央駅に到達したようです!
北急延伸工事は開業時期を一度延期していますが、その原因はこのシールド区間に未知の土留壁が埋まっていたためでした。
開業時期の延期
当初の開業目標は2020年度末でした。上の土留壁が発見されたことから、シールド工事は中断。土留壁撤去のため、開業時期が3年延期し、2023年度末になりました。
2駅のデザインも判明!
箕面船場阪大前駅、箕面萱野駅のイメージパースも公開されたようです!
出典:乗りものニュース
出典:乗りものニュース
箕面船場阪大前駅は、白色を基調として、北急・御堂筋線を象徴する赤色が差し込まれた明るいホームになります。
改札階は、天地はホームの雰囲気と似ていて、壁面は赤茶?と緑です。ポールスターⅡ3次車と同じ「竹林」がテーマなのでしょうか。
出典:乗りものニュース
出典:乗りものニュース
箕面萱野駅ホームはナチュラルで開放的なホームになりそうですね!
南駅舎の改札階は、天井はホーム同様ナチュラル。壁面は箕面船場阪大前駅同様に「竹林」を彷彿させるデザインです。
それにしても、ホームのデザインにホームドアが違和感なくマッチしていて「北急さん…好き…!!」ってなりました。
ホームドアはハーフハイト
上の駅デザインからも分かりますが、ハーフハイトタイプの可動式ホーム柵(ホームドア)が設置されるようです。ハーフハイトタイプは、北大阪急行や大阪メトロで使用されている車両扉の半分ほどの高さのものです。
計画当初はフルスクリーンタイプでしたが、どこかのタイミングで変更されたようです。
過去に管理人が確認した公式情報
- 2014(平成26)年に箕面市が公開したイメージ映像では、フルスクリーンタイプのホームドアが映っていた。
- 2016(平成28)年度の箕面市議会地域別意見交換会(船場地区)にて、「現段階では設置すると聞いています。」(ホームドアの設置は北急が担っているため)との発言があった。
増備車両は3編成
箕面延伸に合わせて、北大阪急行9000形(ポールスターⅡ)が新たに3編成(30 両)増備されます。現在第4編成(9004F)まで製造されているので、増備車両は第5~7編成(90005F,9006F,9007F)になるでしょう。
2021年度より車両の主要部品の調達を進んでおり、22年度より製造も始まっているそうです!
北急9000形には2種類のカラーリングがありますが、どちらになるのでしょうか。
1次車(9001F)、2次車(9002F)は無塗装ステンレスタイプ。
3次車(9003F,9004F)は「竹林」がテーマのラッピングタイプ。
それとも新規カラーリングがくるか…!!
事業の歴史
- 1989.05.31運輸政策審議会「大阪圏における高速鉄道を中心とする交通網の整備に関する基本計画について」(答申第10号)
「北大阪急行南北線の延伸線 千里中央 – 箕面中部間」が、「2005年(平成17年)までに整備に着手することが適当である区間」として位置づけられる。
- 2004.10.08近畿地方交通審議会「近畿圏における望ましい交通のあり方」(答申第8号)
「京阪神圏において、中長期的に望まれる鉄道ネットワークを構成する新たな路線」の一つに位置づけられる。
- 2015.12.10都市計画決定
- 2015.12.25軌道法特許取得、鉄道事業法許可取得
- 2016.08.31都市計画事業認可取得
- 2016.11.25軌道法工事施行認可取得、鉄道事業法工事施行認可取得
- 2017.01.19工事着工
- 2018.07.24新駅の名称決定
箕面船場駅を「箕面船場阪大前駅」、新箕面駅を「箕面萱野駅」とすることが正式に決定した。
- 2019.05.07開業時期を2020年度から2023年度への延期を発表
- 2020.当初の開業予定年度
- 2020.11 下旬千里中央駅1番線の線形改良
線形改良、およびホームの形状変更が行われました。詳しくはこちらの記事にて
- 2021.03.21事業費が224億円増加することを発表
- 2021.05.18駅ビル・高架下店舗の整備計画が発表
2024年3月開業予定です。
- 2022.08.25開業年度などが正式発表
開業時期、新駅デザイン、増備車両などの情報が、北大阪急行・箕面市から発表されました。
詳しくはこちらの記事にて - 2023.開業予定年度
引用・参考文献
北大阪急行「北大阪急行電鉄南北線延伸線(千里中央駅~箕面萱野駅)を『2023 年度末(令和 5 年度末)に開業』します」(2022/08/25閲覧)
乗りものニュース「北大阪急行の延伸部「箕面船場阪大前駅」ホームに初潜入! 見どころは「トンネル見比べ」!?」(2022/08/25閲覧)
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