いつの間にか千里中央駅の線形が改良されていました。それに伴って、ホームも少しだけ削れているようです。
北大阪急行では箕面萱野への延伸工事を行っており、その工事の一環だと考えられます。
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千里中央駅で線形改良
1番線の最北端にて
場所は1番線ホームの最北端。延伸する箕面萱野側の約2両分の位置になります。
特にホーム先端を見ると違和感を覚えるかもしれません。
タイルとホームの辺を見ると、「以前からこんなに角度ついてたっけ…?」と思いませんか?
その他の場所でも、低い位置から眺めたら分かりやすいかも。
ホームが削れているように見えます。それに削り方も、結構雑というか、歪ですよね。
車両が出た後にレールだけ見てみました。
手前は枕木なしで直接コンクリートにレールを固定していますが、途中からは枕木を介しています。
それ自体は以前から変わっていませんが、枕木の下に敷いてあったバラストがなくなっています。
以前はバラストを敷いていましたが、今後敷き直されるのでしょうか。
いつの間にか線形が改良されていたようです。
箕面延伸後の1番線ホームは、箕面萱野から来た車両が入線するホームとなります。ホームの最も手前の位置であることを考えると、高速で安全に入線するための線形改良だと考えられます。
実は1年以上前に変わっていた
meronkingさんがTwitterにて線形変更について記録されていました!
そのツイート群をもとに、線形変更までの過程を見ていきましょう。
2020年10月末(ツイートは27日)、1番線ホームドア(可動式ホーム柵)の一部撤去が確認されています。
このホームドアがない件については、Twitter界隈でも少し話題になり、私の耳にも入っていました。
よくよく画像を見てみると、ホームドアの土台パーツが、端に向かうにつれて内側に設置されていたことが分かります。
一番端のホームドアだけは、ドア-車両間に機器を設置するためや乗務員が通行するために内側にずらして設置される場合もありますが、基本的にはホームドアと車両の間の空間が小さくなるように隙間は減らしています。
千里中央1番線では、端は内側に寄っていながらも、その手前約3ユニット分もだんだんと内側に寄っています。
ということは、ホームドア設置時点で線形変更の計画があり、線形変更後のホームの形状に合わせてホームドアを設置していたということでしょう。
2020年11月上旬(ツイートは6日)、ホームの一部が切断され、仮設の足場が設置される。
ツイート時には一番端のユニット付近のみが仮設床に変わっています。
2020年11月下旬(ツイートは24日)、ホームの仮設床が増床、バラストが一部除去される。
一番端のユニット付近のみだった仮設床も、11月の間には完成していたようです。
さらにレール間のバラストが撤去され、土のうの様なものが敷かれています。
2020年11月下旬(ツイートは29日)、線形の変更、仮設床が撤去され、ホームドアが再設置される。
比較してみると分かりやすいですね。仮設床だった部分が撤去され、その分だけレールが内側に寄っているように見えます。特にホーム端部のカーブが緩やかになっている点は明瞭ではないでしょうか。
また仮設床撤去後のホームドアを見ると、綺麗にホームの辺に沿って並んでいます。やはり線形改良を行う前提で最初からホームドアの設置位置が決まっていたのですね。
また線形改良の時期ですが、前回のツイートから5日後のツイートでしたので、線形改良は2020年11月24~28日の間に行われていたことは確実だと思われます。
編集後記
線形改良ってこんなにしれっと行われるんですね。管理人は今更ながらに気づきました。
特に今回は線形改良に関する情報も一切持っておらず、改良前の写真・動画もなかったため、meronkingさんのツイートにとても助けられました。
ホームドア撤去の時点から定期的に動向をチェックされていたmeronkingさん、今回はツイート等の引用を快く承諾していただきありがとうございました!
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