大阪メトロが推進する「MaaS」ってなに?

大阪メトロ

先日、大阪メトロの中期経営計画(2018-2025年度)の2020年度改定版が発表されました。当ブログでも気になった点をいくつかまとめました。ホームドアの設置が前倒しになったり、都市開発が進んだり気になることが沢山ありますが、今回は管理人が特に気になっていた「MaaS(マース)」についてまとめました。

また、中期経営計画だけでなく、YouTube「OsakaMetro公式チャンネル」でもMaaSに関連する動画が2本も投稿されています。大阪メトロの掲げるMaaS像がよく分かるので、興味がある方は是非ご覧ください!URLは最後に。

MaaSってなに?

MaaSは移動の概念を変える

そもそも「MaaS」ってなんなん?と思われる方も多いと思います。管理人も以前から名前を聞いたことがあったくらいで、正直何も知りませんでした。

まずMaaSは、Mobility as a Service(モビリティ・アズ・ア・サービス)の略称です。「サービスとしての移動」と訳されるようです。

MaaS は、ICT を活用して交通をクラウド化し、公共交通か否か、またその運営主体にかかわらず、マイカー以外のすべての交通手段によるモビリティ(移動)を 1 つのサービスとしてとらえ、シームレスにつなぐ新たな「移動」の概念である。

国土交通政策研究所「MaaS(モビリティ・アズ・ア・サービス)について)」
http://www.mlit.go.jp/pri/kikanshi/pdf/2018/69_1.pdf

ちょっと分かりにくいですね。簡単に言うと、「全ての交通手段を一斉に検索して、予約・決済までできてしまうサービスを作ろう!」ということです。これが実現したら移動の概念が変わるといっても過言ではないと思います。

MaaSは世界的で注目されており、海外ではすでに実証されているところもあります。日本ではJR東日本や小田急、トヨタ自動車などの企業や、地方でも様々な研究が進んでいます。

MaaSのイメージ。※本来なら決済は利用後になると思います。

MaaSを実用化した例「Whim」

MaaSの最も進んでいる事例が、フィンランドの首都ヘルシンキで2017年より世界で初めて実用化された「Whim」です。

Whimは、スマホアプリ内で経路検索・決済をまとめて行えます。また、定額支払制(サブスク)を選ぶこともでき、毎月一定額を支払うことで公共交通機関が乗り放題に。さらに追加料金を払えばレンタカーやタクシーなども乗り放題になることができるのです!

また、参加企業は公共交通機関だけでありません。タクシーやシェアサイクル、レンタカー、カーシェアまで幅広く対応しているのがすごいところ。

大阪メトロが推進するMaaSとは

”運行”を個人に合わせる

大阪メトロもMaaSを推進しています。
これは、大阪府が大阪万博に向けて掲げる「スマートシティ戦略」に合わせた取り組みになります。

中期経営計画では、大阪独特の都市型MaaS構築を軸にして「交通を核にした生活まちづくり企業」を具現化し事業全体の発展を目指すことを掲げており、大阪メトロにとってMaaSが重要な役割を果たしていくことが分かります。

大阪メトロでは「大阪中の全ての人々に、新しい生活様式に対応した圧倒的に便利で快適な移動・交通を提供」するために、鉄道、バス、タクシー、シェアサイクルの最も適した組み合わせを利用客に合わせて提示・予約・決済するサービスを提供。それに加えて、運行自体を個人に合わせることで、待ち時間のない移動ができる都市交通システムを目指しています。

”運行”を個人に合わせる、という部分が特徴的なんです!

中期経営計画より引用

待ち時間をゼロに!

「待ち時間」という言葉が中期経営計画で何度か使われています。おそらくここで言う待ち時間は「乗り継ぎの待ち時間」という意味合いが強いと思います。解説動画では「お客様が到着してからサービスを開始」から「お客様が到着する前からサービスを開始」に変わると説明がありましたが、具体的な内容はありませんでした。オンデマンドバスのことでしょうか。またもう一つ、「サービスの一部を駅で完結」という説明に関しては乗り継ぎハブのことですかね。

具体的な取り組みとして書かれていたのは次の2つでした。

・地下鉄ダイヤの最適化(2025年度以降、順次)
これは単純に待ち時間を減らすことに繋がりますよね。「”無駄な”待ち時間の短縮を図る」とありましたが”無駄”とはなんでしょう。

地下鉄間の乗り換えや都市部での折り返し列車の増減などでしょうか。谷町線の文の里行き大幅削減は郊外の利用者の無駄な待ち時間を大きく改善されていますよね。そういう部分での最適化は25年以降でなくとも早めにやっていただいてもいいですよね!

・乗り継ぎハブの整備(2021年度以降、順次整備)

中期経営計画より引用

鉄道駅とオンデマンドバスの接続地点に乗り継ぎハブを整備するそうです。乗り継ぎの移動時間の短縮につながります。

また、この乗り継ぎハブはただのバス停というわけではなく、自動販売機やお手洗いがあるなど待合室としての役割が大きいように感じますね。

駅出入口を上手く改良できれば分かりやすくていいのかもしれませんが、どうしていくのでしょうか。楽しみです。

MaaSアプリを開発中!

中期経営計画より引用

MaaSを推進するにあたってMaaSアプリを導入するようです。アプリ内で経路検索・予約・決済までできるようになります。2021年度より配信開始、2022年度には機能拡充を目指しています。

観光面においては、情報を多言語で観光者にも提供。情報をリアルタイムに更新することで予期しない計画の変更にも柔軟に対応し、限られた滞在時間を最大限活用できるようになることが期待されます。

災害時・緊急時には代わりの交通ルートを提示し、すべての利用客にストレスなく移動できるようになります。

正直、管理人はGoogleMap・Yahoo乗換案内アプリと交通系ICカードで十分だと思ってる部分があります。そこから利用客を奪うポテンシャルがあるのかどうか疑問です。

オンデマンドバスが革新的すぎる!

中期経営計画より引用

MaaSアプリからの予約でオンデマンドバスが利用客の都合に合わせて迎えに行くという画期的なサービスです。まさに「”運行”を個人に合わせる」、「待ち時間をゼロに!」とはこのオンデマンドバスが一番大きいと思います。

2020年度より実証実験開始、2022年度導入を目標に進行中です。

全国的に実施している地域は多いですが、いずれも地方過疎地での取り組みで、大都市での活用例はありません。

都市部でのオンデマンドバスは革新的で、最注目な部分だと思います!

また、MaaSアプリはオンデマンドバス次第で化けるかなぁと思います。このバスがどの範囲で利用できるようになるのか分かりませんが、大阪から交通不便エリアをなくすと宣言していることから、かなり期待しています!

参考・引用文献

OsakaMetro「Osaka Metro Group 2018-2025年度 中期経営計画(2020年度改訂版)」
https://www.osakametro.co.jp/company/library/cyukei/2018_2025_cyuukei_2020nendokaitei.pdf

国土交通政策研究所「MaaS(モビリティ・アズ・ア・サービス)について)」
http://www.mlit.go.jp/pri/kikanshi/pdf/2018/69_1.pdf

Osaka Metro Groupが目指すMaaSイメージ
【解説動画】Osaka MetroのMaaSって?

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