大阪メトロ 路線・駅 開業の歴史まとめ

動画

【2021/04/07最終更新】ちょっと見やすくなった…かな?

「大阪メトロの路線図を開業順に更新していく回」シリーズを加筆修正したものになります。また、複数あった記事を一つにまとめて見やすくなりました!たぶん。

皆さん大阪メトロの路線図って見たことありますか?乗ったことがあれば1度くらいは切符売り場や車内広告で見たことあると思います。

管理人にはあまり想像がつかないのですが、鉄道開発が盛んだったころは、路線図が日に日に更新されていたんですよね。それってとても興奮しませんか?少なくとも管理人はすると思います。おおさか東線が全線開業した時は路線図に食いついてしまいました。

ということで、今回は大阪メトロ駅開業の歴史・変遷について辿っていこうと思います!

大阪メトロの全駅開業順カレンダーはこちらから!

動画もありますのでどうぞ!

大阪メトロの路線図を開業順に更新していく動画!

1930年代

1. 1933/5/20 御堂筋線 梅田(仮)~心斎橋

記念すべき最初に開業した駅は御堂筋線の梅田、淀屋橋、本町、心斎橋の4駅です。この4駅は今現在でも大阪メトロの主要な駅として活躍していますね。
梅田駅は国鉄大阪駅(現JR西日本大阪駅)の高架工事・用地買収の遅れから工事が遅れていたため仮駅を設置しての開業を余儀なくされました。

2. 1935/10/6 御堂筋線 梅田本駅

梅田仮駅の開業から2年後、仮駅からちょっとだけ北方向に進んだところ、国鉄(現JR西日本)の直下にようやく現在の梅田駅が開業しました。谷町線と同一平面上にあるホームにする計画で工事が進んでいましたが、計画は頓挫。御堂筋線専用ホームとなりました。完成から85年経った今でもホームは健在。現代ならではの進化も…

3. 1935/10/30 御堂筋線 心斎橋~難波

梅田本駅の開業から約一か月後、「ミナミ」を代表する難波の地まで延伸されました。当時のなんば駅は1面2線のホームでした。現在の2面2線の形になるのは1987年とまだまだ先の話です。

4. 1938/4/21 御堂筋線 難波~天王寺

大阪の主要都市である梅田・難波・天王寺が最短経路で接続されることになりました。動物園前駅は計画時に「南霞町」「天王寺公園」と駅名が変化していき、開業1ヶ月前に現在の駅名に。天王寺駅は開業時からあびこ方面への延伸は決まっていたことや、梅田⇔天王寺、梅田⇔あびこの2系統運転が計画されていたことから2面3線のホームになっています。

1930年代の路線図

1940年代

5. 1942/5/10 四つ橋線 大国町~花園町

四つ橋線は御堂筋線の支線の役割を担って開業。そのため、大国町駅は御堂筋線と四つ橋線が同一平面上にある駅構造になっています。

1940年代の路線図

1950年代

6. 1951/12/20 御堂筋線 天王寺~昭和町

この区間の開業後から梅田~天王寺・梅田~昭和町の2系統運転となります。日中戦争や太平洋戦争の影響から工事が中止になったこともあるそうです。

7. 1952/10/5 御堂筋線 昭和町~西田辺

8. 1956/6/1 四つ橋線 花園町~岸里

当初は高架区間になる予定だったそうですが、最終的に地下に建設されました。戦争の影響から1度工事が中断されています。岸里駅の計画当初の駅名は「皿池」。血の池を連想させるとのことで、住民からの要望で現駅名へと変更されました。

9. 1958/5/31 四つ橋線 岸里~玉出

この区間も当初は高架になる予定だったそうですが、地下に建設されました。 花園町~岸里間の工事と同時に実施される予定でしたが、戦争の影響から遅れての開業となりました。

1950年代の路線図

1960年代

10. 1960/7/1 御堂筋線 西田辺~我孫子

この区間の開業と同時に我孫子検車場も建設・使用されるようになります。この我孫子検車場はなかもず延伸に伴って廃止。中百舌鳥検車場へと役割を移すことになります。

11. 1961/12/11 中央線 大阪港~弁天町

大阪環状線の建設に伴って中央線が開業。なんとこの時、中央線は御堂筋線・四つ橋線とは直接接続されていません。一応、大阪環状線を経由することで容易に都市部に移動することができます。またこの区間が高架区間なのは、地盤の悪さなどの理由からだそう。

12. 1964/9/24 御堂筋線 新大阪~梅田

東京オリンピックを前に建設されることになった東海道新幹線との接続を図るため建設されました。東海道新幹線の開業は1週間後の10月1日、東京オリンピックの開会は10月10日です。
中津駅の先、淀川を越え新大阪まで高架区間になります。当時は技術的にも財政的にも淀川の下にトンネルを建設するのは不可能だったとかなんとか。
また、新大阪駅は用地買収の遅れからホームの南側のみの開業、足りない距離はさらに南側に仮設の木製ホームを継ぎ足していたそう。

13. 1964/10/31 中央線 弁天町~本町

大阪港~弁天町間は高架区間だった中央線ですが、この区間は地下になります。本町駅は用地買収の遅れから建設が間に合わず、予定地の少し手前に単線折り返しの仮駅として設置されました。また、本町本駅が完成するまでの間は御堂筋線とホーム内で接続されておらず、改札を出て乗換する必要がありました。

14. 1965/10/1 四つ橋線 西梅田~大国町

御堂筋線の大混雑を緩和する目的で急遽計画・建設されました。これにより四つ橋線は御堂筋線の支線という役割に加え、バイパス線の役割をもつようになります。実際はそこまで御堂筋線の混雑が緩和されたわけでもなかったようですが…。

また、当時は「本町」ではなく「信濃橋」、「なんば」ではなく「難波元町」という駅名でした。

15. 1967/3/24 谷町線 東梅田~谷町四丁目

谷町線の正式名称は2号線ですが開業順でいうと4番目になります。東梅田から翌年に開業する天王寺までの区間は四つ橋線と同様に御堂筋線の混雑緩和の目的がありました。

16. 1967/9/30 中央線 谷町四丁目~森ノ宮

本町~谷町四丁目間は建設省から建設許可が下りなかったため、谷町四丁目以東を先行して建設。当時の中央線は「4号線西線」「4号線東線」とでも呼ばれていたのでしょうか。大阪東部との接続に加え、森ノ宮に設置する谷町線の車庫の連絡線としての役割もあります。

17. 1968/7/29 中央線 森ノ宮~深江橋

谷町四丁目~森ノ宮の開業より約1年後に開業。環状線よりさらに東の地域との接続が図られました。放出・石切の2方向に延伸する計画があったため分岐点となる深江橋止まりとなったらしいですよ。

18. 1968/12/27 谷町線 谷町四丁目~天王寺

東梅田~谷町四丁目の開業より約1年9か月後に開業。これにより谷町線は梅田駅-天王寺駅間を結ぶ御堂筋線のバイパス線としての役割を担うことになります。

また、谷町九丁目にて近鉄大阪線・奈良線(上本町駅)と地下鉄が接続されました。(当時はまだ近鉄奈良線は上本町が終点でした。近鉄は難波への接続に向けてすでに難波線の工事進めていましたが、開業するのはこれより約3年後です。)

19. 1969/4/16 千日前線 野田阪神~桜川

千日前線は中央線と同様に東西の移動路線として、また梅田の混雑緩和のため、兵庫方面と都心をつなぐ役割も兼ねて計画されました。そのため、野田阪神以北の塚本にて国鉄東海道本線(現 JR神戸線)と神崎川にて京阪神急行神戸線(現 阪急神戸線)と接続する計画もあったそうですが…。
また、南側は桜川ではなく難波まで同時開業し四つ橋線と接続する予定だったみたいですが、国鉄湊町駅(現 JR難波駅)付近の立ち退きが遅れたため先送りになったそう。

20. 1969/7/1 中央線 本町本駅

弁天町~本町延伸の際は用地買収の遅れから本町駅は仮駅として本来の予定地よりも西側に開業されます。それから5年後、ようやく本駅開業となります。 また本町駅は船場センタービル・阪神高速道路と一体で建設される大工事でした。

また、これと同時に四つ橋線の信濃橋駅が統合され、本町駅に改称されました。

21. 1969/7/25 千日前線 谷町九丁目~今里

千日前線も中央線と同様に東西別々で開業されました。本来この区間と㉒今里~新深江間は⑲野田阪神~桜川間と同時開業される計画でしたが、工事中の事故により三か月遅れでの開業になりました。千日前線も「西線」「東線」に分かれることになります。

22. 1969/9/10 千日前線 今里~新深江

㉑にもある通り、工事中の事故により遅れて開業。ちなみに、近鉄今里駅へ行くには地下鉄今里駅よりも新深江駅の方が近いです。

23. 1969/12/6 中央線 本町~谷町四丁目

24. 1969/12/6 堺筋線 天神橋筋六丁目~動物園前

この2区間は同日に開業しました!! これは大阪メトロの歴史的にも珍しいです。
さらにこのタイミングで、路線愛称とラインカラーが初めて公開されました!

中央線の区間の多くは阪神高速道路13号東大阪線・16号大阪港線と並行しています。そのうち本町~堺筋本町間は地下鉄・阪神高速に加え船場センタービルも並行していることから、堺筋本町中央線ホームは上下線がビルの南北に分離しています。また、この区間の開業で東西に分離していた中央線が1つになりました。

堺筋線は地下鉄初の他路線との相互直通運転を行った路線です!元々地上駅であった京阪神急行千里線(現 阪急千里線)天神橋駅が堺筋線開業に伴って地下駅に移転・改称し、相互直通運転が開始されました。翌年開催の大阪万博ではアクセス路線として活躍することになります。

1960年代の路線図

1960年代までに開業した駅は以上です。戦時中は社会情勢から工事の中止がたびたび起こり、御堂筋線と四つ橋線の延伸は少しづつ行われているように思います。戦後は発展の勢いが増して、谷町線や千日前線が登場。路線図が一気に複雑化した印象を覚えました。また、新幹線や近鉄とも接続してさらに大阪の交通網が便利になってきている気もします。当時の社会情勢が反映されているのがおもしろいところですよね!

続きは次のページで!1970年代から現在までの歴史を追っていきましょう!

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