【祝2周年】大阪メトロのいろ ーラインカラーの数値表現や由来のまとめー

大阪メトロ

【2020/06/15追記】路線愛称・ラインカラーの制定関する日付を付け加えました!

2018年4月1日は大阪市高速電気軌道株式会社が大阪市交通局から鉄道事業を継承し、Osaka Metroとしてリスタートした日です。そして今日から3年目へ!おめでとうございます!管理人メトロポリマンは本年度もOsaka Metroについていきます!!

さてさて本題へ…

“大阪の赤い地下鉄”と言われれば、大阪に住む方なら”御堂筋線”と即答できるのではないでしょうか。管理人メトロポリタンは生まれも育ちも大阪なのであれですが、全国的にも有名だと伺ったことがあります。

たくさんの路線を抱える鉄道では、路線の区別を明確にするために愛称色(ラインカラー)をつけます。大阪市営地下鉄(現大阪メトロ)の路線の正式名称は1号線、2号線、…と番号が割り振られており、36年間その番号で路線を区別していましまが、6号線:堺筋線の開業に伴い各路線に愛称が付けられることになりました。それと同時に、視覚的な区別も可能にするべく各路線に色を付けることになりました。今回はこの「色」に注目して、大阪メトロのラインカラーについてまとめてみました。

【追記】各路線の愛称とラインカラーが決まり、駅頭にポスターで張り出されたのが1969(昭和44)年10月16日、制定日は堺筋線開業の1969(昭和44)年12月6日とされているようです。

ラインカラーを出力してみる。

大阪メトロのシンボルマーク(moving M)と各路線のラインカラー、30000系で登場した薄いラインカラー、南港ポートタウン線10系の赤色をまとめました。なんと「鉄道ピクトリアル増刊2019年8月号 【特集】大阪市高速電気軌道(Osaka Metro)」ではカラー名とそのマンセル値が記載されています!!!今回はそれを基にして表を製作しています!

マンセル値: 色を定量的に表す表色系の一種。色彩を色の三属性(色相・明度・彩度)によって表現する。 色相は色を5つ (R・Y・G・B・P) に分け、更に中間にYR・GY・BG・PB・RPの5つの合計10色である。基本10色を5、基本10色を更に10分割した色を1 – 4、6 – 10として色名に付加して表現する。明度は色の明るさの度合いで、 無彩色の中で最も明るい白を明度の10とし最も暗い黒を明度0とし、その中間の明るさ、いわゆる灰色に1 – 9の数字を割り当てる。 彩度は鮮やかさの度合いで、 色のない無彩(無彩色)を0として色の鮮やかさの度合いにより数字を大きくなる。ただし彩度は色相によって最大値が異なる。

RGB値:色の表現法の一種。赤(Red)・緑(Green)・青(Blue)の三つの原色を混ぜて幅広い色を再現する加法混合を用いて、 赤・緑・青の各要素がどれだけ含まれているかを0から255までの256個の数字で表現する

カラーコードRGB値を16進法( 0・1・2・3・4・5・6・7・8・9・A・B・C・D・E・F )に直したもの。最初に # を付ける。

ちなみに、WordやExcel、ペイントなどのソフトではRGB値を用いて様々な色を出力することができます。

マンセル値から直接色を出力する方法が分からずRGB値に変換して出力したのですが、どうもマンセル値→RGB値への変換では正確な値は出ないようで…(近似値を用いるためのようです)しかし近い色が出力されているのではないかと思います。

それにしても色が濃い!

すぐに車両の写真見直してしまいました笑 これは管理人が塗装事情を分かってないからなのでしょうか、塗料と実際に塗装した色で差が生じるのですかね…? それともマンセル値→RGB値変換が不正確なのか…

ということで、ラインカラーの一般的なRGB値・カラーコードも加えてまとめたいと思います。ついでに大阪メトロのシンボルマークである「Moving M」についてもまとめておきます。

鮮やかになりました!左側の方が私たちの認識している色に近い気がします!

今後はこの表を参考にして色を利用しようと思います。。。例えばこんな感じに。

ラインカラーの由来をみる。

ラインカラーの由来はすでに各所でまとめられていますので詳しくは書きませんが、簡単にまとめておきます。ただし、ラインカラーの漢字名と由来について正式な資料としては残っていません。公式に確認を取っているほぼ公式情報(詳細はリンク先に)となりますので、ご参考に。

御堂筋線臙脂色 (えんじ)/クリムゾンレッド御堂筋線が大阪の大動脈であり、その血の色から。
谷町線京紫色 (きょうむらさき)/ロイヤルパープル谷町筋周辺にお寺が密集しており、その中でも最上位の僧侶が身に着ける袈裟の色から。
四つ橋線縹色 (はなだ) /ビクトリアブルー 御堂筋線に対して海の近くを走ることから。
中央線緑色 /スペクトリウムグリーン大阪城公園の側を通るので、その木々の色から。
千日前線紅梅色(こうばい)/チェリーローズ千日前通はピンク系の店が多いから。
また、その繁華街のネオンの色から。
堺筋線茶色 /ビビッドブラウン相互直通運転を行う阪急電鉄の車両の色(阪急マルーン)から。
ただし阪急マルーンとは異なる色である。
長堀鶴見緑地線萌黄色(もえぎ)/ライトグリーン鶴見緑地を通るので、その芝生の色から。
今里筋線柑子色(こうじ/かんじ)/ゴールデンオレンジ他路線と異なる色から。
また、暖かさをイメージした色から。
南港ポートタウン線水色 /セルリアンブルー海と空を模した色から。

いかがでしたでしょうか。大阪メトロのデザインをモチーフにするときや、話題の1つとしてぜひ使ってみてください!

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