Railway wiring diagram (Osaka Metro short-circuit wire)(英訳合ってる?)
連絡線/短絡線とは
鉄道には車両を滞泊させたり検査などを行う車両基地があります。車両基地には莫大な土地が必要になるため、各路線ごとに車両基地を設置するのは容易ではありません。特に大阪メトロは都市部の中心を走る鉄道で、あまり郊外と呼べる地域まで伸びているわけではありませんので、なおさら車両基地の設置は難題です。そこで、路線が異なっても同じ車両が走れるならば車両基地をまとめてしまおう!となるわけですね。
そこで路線と路線をつなぐ役割を果たすのが連絡線/短絡線というわけです。(他の鉄道会社では異なる目的で使用されている場合もあります。)
大阪メトロ連絡線・短絡線 配線図
大阪メトロの線路は4種類
大阪メトロの線路には4種類あります。
①第三軌条方式:走行用にある2本のレールの脇に、3本目のレールがある方式です。この3本目のレールは車両に電気を送るためにあるんですね。御堂筋線・谷町線・四つ橋線・中央線・千日前線がこの第三軌条方式です。
②架線集電方式:線路の上にある架線から車両に電気を送る方法です。パンタグラフがあるやつで、日本ではよく見られますね。堺筋線がこの架線集電方式です。(相互直通運転している阪急に合わせたそうです。)
③リニアモーター:リニアモーターで動く方式です。リニア新幹線みたいに浮くタイプとはちょっと違います。長堀鶴見緑地線・今里筋線がリニアモーターです。
④新交通システム:今回はAGTという種類を指しています。レールの両壁にも案内レールがあり、ゴムタイヤで走行します。しかも自動運転なんですね。南港ポートタウン線が新交通システムです。
また、同じ種類の線路はそれぞれ連絡線を通してつながっています!
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連絡線配線図
大国町駅(御堂筋線 × 四つ橋線)
御堂筋線と四つ橋線を結ぶ連絡線は、大国町駅の前後にある渡り線になります。



本町駅付近(四つ橋線 × 中央線)
四つ橋線と中央線を結ぶ連絡線は、本町駅の近くにあります。四つ橋線ホームからも見ることができます。



谷町四丁目駅付近(谷町線 × 中央線)
谷町線と中央線を結ぶ連絡線は、谷町四丁目駅の近くにあります。



阿波座駅付近(中央線 × 千日前線)
中央線と千日前線を結ぶ連絡線は、阿波座駅の近くにあります。



鶴見検車場 工場連絡線(長堀鶴見緑地線 × 今里筋線)
長堀鶴見緑地線と今里筋線を結ぶ連絡線は、長堀鶴見緑地線の鶴見検車場と、今里筋線の鶴見緑地北車庫を結んでいます。
【2021/07/14 加筆修正】東洋経済ONLINEの記事にて、工場連絡線のルート図が公開されていたので、それを参考に修正しました。



引用・参考文献
東洋経済ONLINE「大阪の地下を走る「あなたの知らない線路」の秘密」
今後の鉄道イベント情報(鉄道コムより)
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https://toyokeizai.net/articles/-/439844?page=2