JR西日本が終電を10~30分繰り上げ!その真意は…

JR西日本

以前より言われていた内容がついに現実に…

本日、JR西日本の長谷川一明社長が記者会見にて、近畿エリアの主要区間で深夜帯ダイヤを見直し、来年春のダイヤ改正で最終列車の時間を10~30分程度繰り上げると発表しました。

具体的な内容はこの通りです。

近畿エリアの主要線区を対象に、10分~30分程度終電を繰り上げ、それに伴い、約50本の列車を削減します。
また、東京方面からの最終の新幹線との接続をできる限り確保します。
来年春のダイヤ改正で実施することとし、線区ごとの具体的な時刻などについては、9月にお伝えします。

JR西日本「2020年8月 社長会見

10分~30分程度の終電繰り上げ
終電の繰り上げには、近年利用客の帰宅時間が早まり、深夜時間帯の鉄道利用が減少しることが背景にあるようです。特に24時台の電車の利用客が少ないことに加えて、さらに減少してきているようです。

新幹線との接続は”できる限り”確保
ただし、東京方面からの最終の新幹線(新大阪23:45着)との接続を”できる限り”確保してくれるようですが、”できる限り”という表現が不安ですね。

改正は2021年春から
来年春のダイヤ改正から終電を繰り上げるようです。具体的な時刻は9月の会見に手明らかになるようですね。

最大の理由は保線作業時間の拡大

終電を繰り上げる最大の狙いは保線作業時間の拡大のようです。

最終電車の時刻を繰り上げることで夜間の作業時間が拡大し、一晩あたりの作業量が増えたり、保線機械を使った効率的な作業を増やすことができます。その結果、作業の日数自体をを減らすことが可能となります。また、保守作業に従事する作業員の方々が休日を取りやすくなるなど、働きやすい労働環境の整備が進むというわけです。

というのも、保線作業員が急速に減少しているようで、その背景には労働環境の問題があるとのこと。労働環境の改善が急務なのでしょう。今回の件で働き手が増えれてくれればいいのですが…。

参考文献

JR西日本「2020年8月 社長会見

今後の鉄道イベント情報(鉄道コムより)

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